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みかん類とオレンジ類の自然交雑で出来たいよかん。 明治19年(1886年)に山口から穴戸(あなど)みかんが発生して、 それが道後で栽培された後、「伊予みかん」と呼ばれるようになりました。 でもそれじゃあ温州(うんしゅう)みかんと分かりにくいなぁ・・・ということで、 昭和5年(1930年)に「伊予柑(いよかん)」に改名しました。 その後松山の宮内義正さんの手によって枝変わり(*1)が発見されたのが52年前。 それがメジャーになったのが今の宮内いよかんです。 そんな宮内いよかんの合言葉は「味・色・香り良し」です! その後、出荷時期が早い勝山いよかん、表皮が綺麗なダイヤオレンジが 枝変わりによって発見されました。 ビタミンCやカリウムが豊富で、美貌には究極の食品。 「いよかんを食べれば美人になる」という情報も? いよかんを選ぶときは以下がポイント。 ・色が濃い―甘味が強いです。 ・ツヤがあるのは新鮮な証拠。 ・重みがあり、硬めの皮が剥き易いです。 ・上部がやや出っ張っているものがいいです。 すっぱいー と感じてしまったときは、 冷暗所で1週間ほど置いておくと酸が抜けておいしくいただけますよ。 ただし凍らせるのは危険です、-3.2℃以下の低温に晒されると 苦味(*2)やス上がり(*3)が出てしまい、おいしくいただけません。 だから温暖な気候でしかみかんは栽培できないのです。 最近都会で愛媛産でないいよかんが売られていますが、 愛媛産のものは遥かに味が違いますよ。 (*1)枝変わり:体細胞におきた突然変異。ちなみに宮内いよかんの正式名称は「宮川早生」 他に勝山など様々な種類がある。 (*2)苦味:凍結→融解約5時間後、果肉に苦味(リモニン)を生じる現象。 (*3)ス上がり:砂じょうの組織が死滅して白色となる、液胞の中の汁液を蓄えておく力が失われる現象。ぼさぼさみかん。 |
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いよかんの皮をお風呂に入れると、いよかんの香りが広がります。 成分で肌はスベスベ、体はポカポカ、美容と健康に最適です! いよかんの形状に関して先ほど話しましたが、 この形状、上部が出っ張っている方が味がいいのですが、 市場では形が優先されるので、なるべく出っ張ってないほうが良いとされているのです。 これは最近の「形の不揃いなナスの栄養価が高い」というのと似ています。 個性は大切ですね。 他にも、風症やこくてん病などがあります。 風症は名前のとおり、風によって出来るものなのですが、 みかんの表面にキズがつくだけなのです。でもそれも価値を落とす一つとされてしまいます。 実際には厚い皮に1ミリ未満の傷が付くだけで、剥いてしまえば何も変わりはありません。 こくてん病はもっとひどい扱いです。 いよかんの表面に黒い点が現れるものなのですが、 これは名前とは裏腹に病気でもなんでもありません。剥いてしまえばやはり同じいよかんです。 しかもこのこくてん病なるもの、防ぐ方法が農薬なのです。農薬をたくさん撒けばこくてん病は防げます。 ここからは個人的な所感なのですが、 こくてん病を防げば確かに綺麗ないよかんになります。農協にも高い水準としてそれ相応の価格で売れます。 しかし、食品の不安が大きくなったこのご時世に客はそんな国産品に満足してくれるとは思えないのです。 表面だけ綺麗なものに取り繕っても、やはりそれは見た目基準。味や栄養の良さに比例するものではありません。 そこで、田所家では農薬を極微量にしていよかんを栽培しています (無農薬だとさすがに虫に全滅させられてしまいますので…) 田所家には殆どのいよかんにこくてん病がありますが、それは農薬を抑えた証なのです。 店頭に並ぶためではなく、本当に農家の産地直送として敢えてこの方法を取らせていただきました 是非「こくてん病=自然の証」として、いよかんを食べて欲しいと思っています。 見た目より中身、です。 |
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